Unity2Dで動画を流してみる
ゲームの中で動画を使ってみたい人向けの記事です。
私も2Dゲームのチュートリアルを動画で作ってみようと思い実装してみました。
そういう人向けの記事になっています。
必要なものを用意する
では早速やってみましょう。
Unityの新規2Dプロジェクトを作成し作業をしていきます。
縦型のスマホゲームを想定して作ってみます。
画面サイズは1080×1920にします。
まずは動画ファイルをプロジェクトにインポートします。
対応している動画フォーマットは公式のリンクを掲載しておきます。
今回私はmp4の動画を用意しました。
その動画も1080×1920のサイズです。
ProjectのAssetsにMovieというフォルダを作成し、そこに動画を入れます。
その動画ファイルをそのままにヒエラルキーにドラッグアンドドロップしても動画自体は再生されます。
試しにプレイしてみます。
上記は音が含まれておりませんが、実際には音が流れています。
これはこれで良いのですが、動画の大きさなどはこの状態では変化させられませんでした。
そこでUIのRawImageに動画を貼り付けて色々やってみたいと思います。
RawImageに表示させてみる
Hierarchy上でRawImageを作成します。
Hierarchyで右クリック→UI→RawImage。
名前はVideoImageとしておきます。
続いてVideoImageにVideoPlayerコンポーネントを追加します。
VideoPlayerコンポーネントのVideoClipに先程の動画をアタッチします。
インスペクターはこんな感じになっています。
このまま再生しても音は流れますが、動画は見れません。
そこでProject上で右クリックしRenderTextureを作成します。
作成したRenderTextureのインスペクターを見るとSizeが256×256となっていますので、動画のサイズに合わせます。
続いてVideoImageのRawImageコンポーネントとVideoPlayerコンポーネントのTextureに今作ったRenderTextureをアタッチします。
試しにこの状態で再生させてみましょう。
Gameシーンの真ん中にある正方形がVideoImageです。
インスペクターを見て頂ければわかると思いますが、widthとHeightが100ですので、これを調整すればサイズの変更ができそうです。
試しに画面サイズいっぱいに広げてみましょう。
width:1080 Height:1920にしてみます。
画面いっぱいに動画が表示されました。
更に実験で半分のサイズにしてみます。
width:540 Height:960
ちゃんと半分のサイズになり動画がRawImageに表示されています。
再生ボタンを付けてみる
先程VideoImageに追加したVideoPlayerコンポーネントでは動画に対して色々操作ができるようです。
最後に再生ボタン、一時停止ボタン、停止ボタンを作って動画を操作してみたいと思います。
Canvasの下にボタンを3つ作成します。
それぞれPlayButton、PauseButton、StopButtonとしました。
次に空のオブジェクトを作成し、VideoControllerというものを作ります。
このような状態になっています。
続いてAssetsにScriptsフォルダを作成し、その中にVideoControllerという名前のC#スクリプトを作成し、HierarchyにあるVideoControllerにコンポーネントとして追加します。
ソースコードはこのような感じにしました。
Hierarchy上のVideoControllerを選択し、インスペクターにそれぞれ必要なものをアタッチしていきます。
このような感じになりました。
起動していきなり動画が再生されないようにVideoImageにあるVideoPlayerコンポーネントのPlay On Awakeのチェックを外しておきます。
それでは期待した通り動くかチェックしてみましょう。
少しわかりにくいですが、再生、一時停止、再開、終了、最初から再生という感じで動画が操作されました。
このようにUnityで簡単に動画を操作することができます。
今回は2Dで動画を入れてみましたが、もちろん3Dでもできます。
色々と試してみて下さい。
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最後までご覧頂いてありがとうございました。